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大アマゾンの半魚人

From the Amazon's forbidden depths came the Creature from the Black Lagoon.

1954 · 79 min · アドベンチャー
6.8 控えめ
アドベンチャー ホラー SF

古生物学者マイア博士と調査隊は、手に水掻きのついた奇妙な化石の調査のため、アマゾンの密林地帯へ赴く。そこで太古の生き残り半魚人を発見。半魚人は紅一点ケイの白水着姿に一目惚れするのだが……。

原題
Creature from the Black Lagoon
製作国
🇺🇸 アメリカ合衆国
製作年
1954

豆知識と制作秘話

/
企画

プロデューサーのウィリアム・アランドは1941年、『市民ケーン』撮影中のディナーパーティーで、メキシコ人撮影監督ガブリエル・フィゲロアからアマゾン川に住むとされる半魚半人の伝説の種族「ヤクルナ」の話を聞き、これが本作の着想源となった。

企画

アランドはその10年後に『The Sea Monster』という題名でストーリーの構想メモを書き、『美女と野獣』を着想の一つとした。この構想は1952年にモーリス・ジムによって脚本の元となる原案に発展し、その後ハリー・エセックスとアーサー・ロスが『The Black Lagoon』として書き直した。

企画

1953年の3D映画『肉の蝋人形(House of Wax)』の興行的成功を受けて、同じ3D形式で撮影する監督としてジャック・アーノルドが起用された。

キャスト

半魚人(ギルマン)の頭部と顔の主な造形は、ディズニーの元アニメーターだったミリセント・パトリックが手がけたが、メイクアップ担当のバド・ウエストモアが彼女の功績を軽視し、以後半世紀にわたりウエストモア単独の功績として扱われてきた。

キャスト

実際の造形作業の大半はジャック・キーヴァンが担当していた。キーヴァンは『オズの魔法使』(1939年)にも携わり、第二次世界大戦中には切断手術を受けた人々のための義肢も製作していた人物で、ボディスーツを制作し、頭部の彫刻はクリス・ミューラー・ジュニアが担当した。

撮影

陸上シーンのギルマン役はベン・チャップマンが演じたが、スーツを着ると1日14時間、座ることすらできず、スーツはすぐに過熱してしまうため、チャップマンは撮影の合間にたびたびユニバーサルの敷地内にあるパーク・レイクに浸かり、ホースで水をかけてもらうよう頼んでいた。

撮影

ギルマンの頭部の被り物は視界を著しく遮ったため、チャップマンは洞窟のシーンでジュリー・アダムスを運ぶ際、誤って彼女の頭を壁にこすりつけてしまったことがあった。

撮影

水中シーンはフロリダ州ワクラスプリングスで第二班により撮影され、水中でギルマンを演じたリコウ・ブラウニングは一度に最大4分間息を止めていたと言われるが、本人は2013年のインタビューで、静止していれば4分可能だが、泳いだり格闘したりする場合は酸素消費が激しく最大でも2分程度になると説明している。

小ネタ

ビリー・ワイルダー監督の『七年目の浮気』(1955年)でマリリン・モンローのスカートが地下鉄の風でめくれ上がる有名なシーンは、トム・イーウェル演じる主人公とモンローが本作『大アマゾンの半魚人』を観た後、映画館の前で起こるという設定になっている。

評価

1950年代の3Dブームが1953年半ばにピークを迎えその後急速に衰退していたため、本作の公開当時、多くの観客は実際には3Dではなく2D(平面)で鑑賞していた。都市部の大劇場では3D上映、郊外の小規模劇場では2D上映されるのが一般的だった。

評価

当時制作された一連の3D映画の中で、本作は興行的に最も成功した作品となった。

豆知識

化石種エウクリッタ・メラノリメネテス(Eucritta melanolimnetes、「真の生物」+「黒い沼から」の意)は本作にちなんで命名された。

企画

1982年、ジョン・ランディスはジャック・アーノルドにリメイクの監督を依頼しようとし、脚本はナイジェル・ニールが担当して完成させたが、3D化の決定が予算面の懸念や『ジョーズ3-D』との競合回避のため製作中止となった。

企画

2002年にはギレルモ・デル・トロが監督候補となり、ギルマンの視点に寄せた物語や恋愛関係の成就を描こうとしたが、ユニバーサルとの創作上の対立からこの企画は流れ、後にこのアイデアは2017年の『シェイプ・オブ・ウォーター』に発展した。

名台詞

/

Lucas: I can tell you something about this place. The boys around here call it "The Black Lagoon" - a paradise. Only they say nobody has ever come back to prove it.

Lucas ラグーンの伝説を語る場面

We didn't come here to fight with monsters. We're not equipped for it. We came here to find fossils.

Dr. David Reed 怪物と戦う準備がないと告げる場面

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