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地中海殺人事件

Evil is everywhere. Even in paradise.

1982 · 117 min · スリラー
6.9 控えめ
スリラー 犯罪 ミステリー ドラマ

地中海の小島にある閑静なリゾート・ホテルで、アリーナという女性が殺された。そこには偶然アリーナに関係した人間ばかりが、様々な思惑を抱いて集まっていたのだ。別件の調査でたまたまこのホテルに来ていたポアロがこの事件を担当する事になったが、滞在客にはすべてアリバイがあった……。

原題
Evil Under the Sun
製作国
🇬🇧 イギリス
製作年
1982

豆知識と制作秘話

/
企画

EMIフィルムズは『オリエント急行殺人事件』(1974年)の成功を受け、1975年に同じプロデューサー、リチャード・グッドウィンとジョン・ブラボーンによる『白昼の悪魔』の映画化を発表したが、脚本を手掛ける予定だったポール・デンが1976年に死去したため企画は一旦頓挫した。

企画

1977年に企画が再始動し、まず『ナイル殺人事件』(1978年)でピーター・ユスティノフ演じるポワロが初登場し、その後1980年の『クリスタル殺人事件』を経て、ようやく1981年に本作の製作が正式発表された。製作費は1000万ドルだった。

キャスト

本作はユスティノフが2度目にポワロを演じた作品で、彼は『ナイル殺人事件』より「良い脚本で、ずっと楽しい」と語っている。

キャスト

マギー・スミスとジェーン・バーキンは『ナイル殺人事件』と本作の両方に出演しているが、それぞれ異なる役柄を演じている。

キャスト

シルヴィア・マイルズは演じた興行師役について、実際に会ったことはないもののブロードウェイの女性プロデューサー、テリー・アレン・クレイマーをイメージして役作りをしたと語っている。

キャスト

ダイアナ・リグは自身が演じた女優役を「典型的な女優気質の嫌な女」と表現している。

企画

原作では舞台がイギリスのデヴォンだったが、映画ではアドリア海に浮かぶ架空の王国タイラニア(アルバニアをモデルにしたとされる)の島に変更された。また、原作の脇役数名が省略・統合され、女性キャラクターだったエミリー・ブリュースターは男性のレックス・ブリュースター(ロディ・マクドウォール演じる)に変更されている。

撮影

撮影は1981年5月、ロンドン・ウェンブリーのリー・インターナショナル・スタジオと、スペインのマヨルカ島でのロケで行われた。マヨルカが撮影地に選ばれたのは、監督ガイ・ハミルトンが数年間同島に住んでいた経験からの提案だった。

撮影

空撮に使われた島は、マヨルカ島西岸沖にある無人島で自然公園に指定されているサ・ドラゴネラであり、ダフネのホテル外観として使われたカラ・デン・モンジョの邸宅は後にマヨルカ島議会に買収され、自然公園化に伴い基礎まで解体された。

評価

EMIの製作責任者ナット・コーエンによれば、本作は他の2本のポワロ映画ほどの興行成績を上げられず、その理由としてA級俳優がユスティノフ一人しかいなかったことや、俳優のギャラが予算を超えて高騰したことを挙げている。

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