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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

あの日父を失くした少年の、喪失と再生のものがたり

2011 · 129 min · ドラマ
7.0 控えめ
ドラマ

オスカーと父は、親子であると同時に親友だった。父は少しばかり繊細で生きることに不器用なオスカーを、その個性を壊さずに導いてくれる頼もしい師でもあった。そんな二人を優しく見守る母親。ところが──9.11が最愛の父を奪ってしまう。オスカーは父が遺した一本の鍵に、最後のメッセージが込められていると信じ、鍵穴を探す旅に出る。鍵の入っていた封筒に書かれた文字に従い、ニューヨーク中の"ブラック氏"を訪ね歩くオスカー。やがて謎の老人が同行者となり、いつしかオスカーの辿った軌跡は、人と人とをつなぐ大きく温かい輪になっていく。ついにオスカーは、鍵の真実とめぐり会うのだか──。

原題
Extremely Loud & Incredibly Close
製作国
🇺🇸 アメリカ合衆国
製作年
2011

豆知識と制作秘話

/
企画

スティーヴン・ダルドリー監督とプロデューサーのスコット・ルーディンは、原作小説の映画化企画に5年もの歳月をかけて取り組んでいたことが2010年8月に報じられた。脚本はエリック・ロスが担当した。

撮影

撮影監督は当初ハリス・サヴィデスが務める予定だったが、脳腫瘍が発覚したため降板し、クリス・メンゲスに交代した。

キャスト

トム・ハンクスとサンドラ・ブロックが最初にキャスティングされ、その後2010年10月から9歳から13歳の少年を対象にオスカー役の全国オーディションが行われた。

キャスト

オスカー役に選ばれたトーマス・ホーンは、2010年のクイズ番組『ジェパディ!』のキッズ・ウィークで3万ドル以上を獲得したことがきっかけでプロデューサーの目に留まり抜擢された。それまで演技に興味は持っていなかった。

キャスト

映画のポスターには当初ジェームズ・ガンドルフィーニがクレジットされ、サンドラ・ブロック演じる母親の恋愛相手として出演していたが、試写での観客の反応が悪く、彼の出演シーンはカットされた。

キャスト

オーストリアの女優センタ・バーガーが出演をオファーされたが、これを辞退した。

音楽

映画のポスターには当初ニコ・マーリーが作曲家としてクレジットされていたが、2011年10月にアレクサンドル・デスプラが正式に音楽を担当することが発表された。

撮影

本作はデジタルカメラのArri Alexaで撮影され、ポストプロダクションのデータ保存にArriのArriRaw形式を使用した初のハリウッド長編映画となった。

企画

監督のスティーヴン・ダルドリーは、同時多発テロから10周年にあたる2011年9月11日に合わせて本作を公開したいと考えていたが、実際の限定公開は同年12月25日となった。

評価

本作は批評家から賛否が分かれ、批判的な意見も多かったにもかかわらず第84回アカデミー賞で作品賞とマックス・フォン・シドーの助演男優賞にノミネートされ、その妥当性を巡って論争を呼んだ。2024年にはMetacriticにより過去40年間で最も評価の低い作品賞ノミネート作品と評された。

評価

自閉症スペクトラムを思わせる主人公オスカーの人物描写について、一部の批評家が「不気味」「奇妙」などと否定的に評したことに対し、自閉症支援団体から批判の声が上がった。

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