処刑少女の生きる道

―これは、彼女が彼女を殺すための物語。

アニメ 2022 · 1 シーズン · アクション&アドベンチャー
7.1 控えめ

シリーズ完結

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アニメーション アクション&アドベンチャー SF&ファンタジー Magic Primarily Female Cast Female Protagonist Isekai Assassins Religion

これは、彼女が彼女を殺すための物語。かつて日本から訪れ世界に大災害をもたらした《迷い人》。彼らは過去に世界を滅ぼすほどの厄災をもたらしたことから「禁忌指定」となり、人知れず処刑する必要があった。《迷い人》の処刑を生業とする《処刑人》のメノウは、ある日、日本人の少女・アカリと出会う。いつものように任務を遂行しようとしたメノウだが、アカリの〝とある能力〟により失敗に終わってしまう。アカリを確実に処刑するため、彼女を連れて、いかなる異世界人をも討滅可能な儀式場があるというガルムの大聖堂を目指すメノウ。殺されるために旅をしているとは知らず純粋に楽しむアカリの姿に、メノウのなかで何かが変わり始めていた。

製作国
🇯🇵 日本
製作年
2022
制作スタジオ
J.C.STAFF
原作
ライトノベル
チャンネル
Tokyo MX · BS11

豆知識と制作秘話

/
企画

作者の佐藤真登は、これまで手掛けたことのなかった殺伐とした容赦のない物語を書きたいという思いから本作を執筆した。2007年放送のアニメ『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』を鑑賞したことが、新しいジャンルに挑戦するきっかけになったという。

企画

佐藤は既存の異世界もの(異世界転生)の良さを踏襲しつつ、あえてジャンルの定石を覆す独自の要素を盛り込もうとした。世界観構築や戦闘描写も、当時の自身にとって経験の浅い分野だったが、あえて挑戦したという。

企画

物語はまずメノウが迷い人を殺害する冒頭シーンと、メノウとアカリが口論する場面という2つの重要な場面を先に思い描き、その2つを成立させるための物語を構築する形で執筆が始まった。

企画

作品の魔法体系は、『スレイヤーズ』や『ソードワールド』などの旧来のライトノベルにみられる詠唱型魔法と、近年主流となった高速詠唱型の魔法を組み合わせて考案されたもので、佐藤自身は「魔法的に構築されたモダンなスチームパンク」と表現している。

企画

佐藤は主要人物を全員女性にした理由について、女性主人公の物語に男性を登場させると異性愛展開が期待されてしまうため、女性同士の感情や友情を掘り下げる方が作品に合っていると考えたからだと語っている。

企画

第1巻の執筆にはわずか2か月しかかからず、佐藤はその原稿を第11回GA文庫大賞に応募したところ、7年ぶりとなる大賞受賞という形で自身の作品が出版されることになり、驚いたという。

キャスト

モモとアーシュナは当初はシンプルなキャラクターとして書き始められたが、モモについては回想シーンなどを通じて徐々にその人格の複雑さが明かされていった。佐藤は本作お気に入りのキャラクターとしてモモを挙げている。

撮影

本作はアニメ監督の川崎芳樹にとって初監督作品であり、彼は第1話の絵コンテと演出がシリーズ全体の土台になることに当初は不安を感じていたという。

撮影

アクションシーンの演出において、監督の川崎は西部劇からの影響を色濃く取り入れており、廃墟となった町が登場する場面は映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト』を参考にしたと語っている。またフレアの衣装は、クリント・イーストウッドがマカロニ・ウエスタンで着用したポンチョをモデルにしている。

特殊効果

作中の魔導(魔法)演出について、川崎監督は原作の高速詠唱スタイルを保ちつつ、コンピューターコードのようなものにSF的な視覚表現を加えたビジュアルに仕上げたと述べている。

小ネタ

アーシュナのキャラクター造形にあたり、川崎監督は『必殺仕事人』や『大江戸捜査網』といった時代劇に登場するダークヒーロー像から着想を得ており、劇伴担当のMichiruにもその雰囲気を音楽に反映するよう依頼した。

音楽

オープニングテーマ「Paper Bouquet」の演出において、川崎監督はありきたりな「正しいアニメのOP」を避け、あえて象徴的な表現を重視し、アカリがメノウの死体の時間を巻き戻して生き返らせる場面など、通常のアニメ映像としては「非常識」ともいえるカットを敢行したという。

音楽

エンディングテーマ「灯火セレナード」を手掛けたChouChoは、制作側の要望により歌詞をメノウ・アカリどちらの視点からも解釈できるようあいまいな表現にとどめたと語っている。

評価

第1巻は2018年の第11回GA文庫大賞にて大賞を受賞し、これは同賞において7年ぶりの大賞受賞作となった。

評価

2024年1月時点でシリーズ累計発行部数は40万部を突破しており、2022年にはBookWalkerの「もっともダウンロードされたライトノベル」ランキングで25位にランクインした。

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