超人ハルク

Driven by rage. Pursued by an investigative reporter. Wanted for a murder he didn't commit. No one ever said it was easy being green.

1977 · 5 シーズン · SF&ファンタジー
7.2 人気

シリーズ完結

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SF&ファンタジー アクション&アドベンチャー ドラマ

During an experiment gone bad, radiation turns a scientist into a raging green behemoth whenever he becomes agitated. Unable to control his transformations, David Banner searches for a cure as he crosses the country, fugitive-style, with a dogged tabloid reporter on his trail.

原題
The Incredible Hulk
製作国
🇺🇸 アメリカ合衆国
製作年
1977
制作
Kenneth Johnson
チャンネル
CBS
スタジオ
Universal Television

豆知識と制作秘話

/
企画

プロデューサーのケネス・ジョンソンは当初マーベル作品の企画を断っていたが、ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』を読んでいるうちに着想を得て、そこにスティーヴンソンの『ジキル博士とハイド氏』やギリシャ悲劇の「傲慢(ヒュブリス)」の概念を組み合わせてハルクをドラマ化することを決めた。

企画

ジョンソンはコミックが嫌いだったこともあり、原作からできるだけ離れた作品にしようと、ハルクを喋らせない、主人公の職業を物理学者から医師・研究者に変える、原爆実験ではなく地味な実験室での事故にするなど多くの設定変更を行った。

企画

原作では「ブルース・バナー」だった主人公の名前は「デヴィッド・バナー」に変更されたが、これはコミック特有の頭韻を踏んだ名前を避けるためであると同時に、CBSが「ブルース」という名前を『ゲイっぽい』と感じたためとも、ジョンソンが自分の息子デヴィッドに敬意を表したためとも言われている。

企画

ジョンソンはハルクの体色を「怒りの色であり人間的な色」である赤にしたいと考えていたが、当時マーベルの重役だったスタン・リーが「ハルクの色は象徴的なので変更できない」と譲らなかったため、緑のまま採用された。

キャスト

ハルク役にはアーノルド・シュワルツェネッガーがオーディションを受けたが、身長不足のため不採用となった。

キャスト

当初ハルク役には俳優リチャード・カイエルが起用されたが、ジョンソンの息子から「体格がハルクらしくない」と指摘され、ボディビルダーのルー・フェリグノに交代した。カイエルは片目しか良く見えず、コンタクトレンズが合わず緑のメイクも落としにくかったため、降板を気にしていなかったという。

撮影

主演のビル・ビクスビーとルー・フェリグノはほとんど共演シーンがなく、互いに演技を見せ合ったり役について話し合ったりしないようにしていた。これは変身後に何が起きたか覚えていないという設定を自然に演じるための工夫だった。

特殊効果

デヴィッドからハルクへの変身シーンは、素顔のビクスビー、緑のコンタクトレンズを付けたビクスビー、額のプロステティックと緑メイクを施したビクスビー、緑に染めた髪と濃い緑メイクのビクスビー、そして完全メイクのフェリグノという5段階の映像を編集してつなげることで表現された。

特殊効果

フェリグノをハルクに変身させるメイクには3時間かかり、ビクスビーの第4段階のメイクだけでも2時間を要した。ハルクの電撃のような緑の目を再現する硬いコンタクトレンズは装着していると痛みを伴うため、15分ごとに外す必要があった。

特殊効果

ハルクが着用していた緑の逆立った鬘は染色したヤクの毛で作られていた。また、変身時に服が破れる演出上、本来ズボンも脱げ落ちるはずだが、テレビ放送の規制上、同色のバミューダパンツで丈が短くなったように見せて誤魔化していた。

音楽

作曲家ジョー・ハーネルは、ジョンソンが手掛けた別作品『バイオニック・ジェミー』での仕事が縁で起用され、主題曲「ロンリー・マン」はオープニングではアップテンポなアレンジ、エンディングでは物悲しいピアノソロのアレンジで使用された。

小ネタ

デヴィッドが放浪しながら記者に追われるという物語構造は、1960年代のテレビドラマ『逃亡者』の影響を強く受けている。

小ネタ

2008年公開の映画『インクレディブル・ハルク』の冒頭クレジットにおけるブルース・バナーの実験描写は、本テレビシリーズの設定と同じものとしてオマージュされている。また2022年のドラマ『シーハルク:ザ・アトーニー』でも本シリーズのオープニングがオマージュされ、ジェニファー・ウォルターズ視点で再現された。

小ネタ

スタン・リーとジャック・カービーはともに本シリーズにカメオ出演しており、カービーはシーズン2「No Escape」に、リーは1989年のテレビ映画『Trial of the Incredible Hulk』に陪審員役で登場した。

評価

マリエット・ハートレイはシーズン2のエピソード「Married」(邦題「ハルクの花嫁」的な回)でのゲスト出演により、プライムタイム・エミー賞ドラマ部門主演女優賞を受賞した。

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