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宝石の国

アニメ 2017 · 1 シーズン · アクション&アドベンチャー
8.0 控えめ

シリーズ完結

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アニメーション アクション&アドベンチャー ドラマ ミステリー SF&ファンタジー Coming of Age CGI Full CGI Philosophy Anthropomorphism Agender

これは、成長の物語── 宝石たちの中で最年少のフォスフォフィライトは、硬度三半とひときわ脆く、靭性も弱くて戦闘に向かない。また、他の仕事の適性もない。そのくせ口だけは一丁前という、まさに正真正銘の落ちこぼれだった。そんなフォスに、三百歳を目前にしてやっと初めての仕事が与えられる。それは、博物誌編纂という仕事。地味な仕事に不満なフォスだったが、彼はその目で世界を見、様々なことを経験する中で、しだいに大きなうねりに飲み込まれてゆく。そしてついに、彼は望まぬかたちで、欲しかった“強さ”を手にするのだが──。 これは、友情の物語── フォス以上の特異体質をもつのが、シンシャ。ただそこにいるだけで体から毒液を撒き散らしてしまうシンシャは、周りに迷惑を掛けまいと、独り夜に引きこもり心を閉ざしていた。ある日、月人に攫われそうになったところをシンシャに助けられたフォスは、「次は自分が君を救ってみせる」と約束する。博物誌の編纂に奔走しながら、シンシャが明るい世界に出てこられるよう、彼向けの仕事を探そうとするフォス。果たしてフォスの想いはシンシャに届くのか? そして、二人の約束が果たされる日は来るのか──? これは、戦いの物語── 月から飛来する謎の敵“月人”。彼らは宝石たちを装飾品にしようと、特に美しい宝石を好み、一人また一人と宝石を攫っていくが、その正体は不明。しかも攫われた宝石は加工されて武器となり、宝石たちを苦しめる。さらに月人はどんどん改良され、強力になってゆく。次々と現れる月人に、二十八体の宝石たちは勝利することができるのか? 彼らの真の目的とは何なのか? この終わりのない戦いに、終止符は打たれるのか?

製作国
🇯🇵 日本
製作年
2017
制作スタジオ
Orange
原作
漫画
チャンネル
AT-X
スタジオ
Orange

豆知識と制作秘話

/
企画

企画は2015年、京極尚彦監督が『ゲート』の制作をしていた頃に始まり、東宝の武井克弘から『宝石の国』の映像化を持ちかけられたことがきっかけだった。京極監督はかねてから3Dをベースに2Dを組み合わせたアニメを作りたいと考えており、この作風が本作に合うと武井と意見が一致した。

企画

武井克弘は当初からOrangeにこの作品を任せたいと考えていた。京極監督は『エヴァンゲリオン新劇場版』でのアクション制作経験からOrangeの実力は信頼していたものの、スタッフの人数が少ないことを懸念していたが、制作期間中にスタジオは50人から100人体制へと拡大した。

撮影

通常アニメでは映像が完成してからアフレコを行うが、本作ではアニマティックが作られた後、CG制作前に声優の収録が行われるという異例の順序が取られた。

キャスト

京極監督はフォスフォフィライト役の黒沢ともよの演技を聞いたことで、掴みかねていたフォスの人物像が明確になったと語っている。300年何もせずに過ごしてきた故に投げやりで、怒っていても本気になりきれないという難しい性格を、黒沢の芝居が絶妙な曖昧さで体現していたという。

キャスト

金剛役については、以前から共演経験があり演技を気に入っていた仲野裕を起用できたことに京極監督は特に満足していたと語っている。魅力的すぎたり色気のある声では金剛というキャラクターには合わなかっただろうとも述べている。

特殊効果

宝石の半透明な質感を手描きアニメーションで表現するのが難しいという理由から、CGアニメーションを基盤とすることが決定された。京極監督は当初から、キャラクターを明確に可動するパーツを持つ figures として構想していた。

特殊効果

コンセプトアーティストの西川洋一の作品が京極監督のビジョンに大きな影響を与え、劇中の多くのカットが西川の絵を直接の元にしている。特に、セル調に彩色されたフォスの写実的な髪をCGの草の背後に配置した一枚が影響を与えたと京極監督は述べている。

撮影

水銀に囲まれ、繊細な芝居と細かい髪の毛の表現が必要な錦紅(シンナバー)は、アニメーション制作において特に難しいキャラクターだった。

特殊効果

3Dアニメーションを導く「ガイドアニメーション」として2Dアニメが制作され、その担当者の一人には『NARUTO -ナルト-』のアクション作画で知られる松本憲生がいた。

小ネタ

英語版の翻訳では、原作者の市河いつかの指示により、キャラクターをジェンダーレスな存在として描くため、単数形の「they」という性別中立な代名詞が用いられた。日本語の脚本では「彼」に近い代名詞が使われているが、より曖昧なニュアンスを持つとされる。

評価

本作はCGアニメの転換点になったと評され、CGアニメに懐疑的だった視聴者すらも納得させる作品として高く評価され、2010年代を代表するアニメの一つに数えられている。

豆知識

日本での映像ソフトのパッケージデザインは、本作が初のアニメ関連の仕事となったブックデザイナーの山田知子が担当し、宝石箱をイメージしたデザインが施された。

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