妄想代理人

人々の内側で蠢く不安と弱さが最大限に増減されたとき、 “少年バット”は現れる——

アニメ 2004 · 1 シーズン · ミステリー
7.9 控えめ

シリーズ完結

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アニメーション ミステリー SF&ファンタジー Denpa Crime Philosophy Detective Urban Fantasy Ensemble Cast

疲れた現代社会を癒す人気マスコットキャラクター「マロミ」をデザインした鷺月子は心の闇を持っていた。そして、月子に感化された人々が次々に通り魔少年バットに襲われ、市井の人々を恐怖へと陥れていく。しかし、幾人も被害者が出て、多くの目撃者がいるにもかかわらず、少年バットは一向に捕まりそうになかった。 少年バット事件を担当する刑事の猪狩慶一と馬庭光弘は、捜査を進める中で、被害者の持つ『不思議な共通項』に辿り着 く。「マロミ」の正体は、この時代に大量増発した、人々を楽しませた愉楽そのものを意味した。「マロミ」に熱中する人々は、現実との対面から目を背け、幻 の愉楽に逃げがちになって行く。そして人々のこの行動パタン自体が、「マロミ」とゆう愉楽、化け物の食料になり、やがて人々の災いを召う。

製作国
🇯🇵 日本
製作年
2004
制作スタジオ
MADHOUSE
制作
今敏
チャンネル
WOWOW Prime
スタジオ
Madhouse

豆知識と制作秘話

/
企画

今敏はこれまで手掛けた3本の映画(『perfect blue』『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』)の制作中に生まれた、作品に使いきれなかったアイデアや構想を無駄にしないため、それらを再利用する形でテレビシリーズとして本作を企画した。

企画

今敏は劇場映画の場合、約2年半ずっと同じ調子・同じ手法で作業することになるため、頭に浮かんだことを即座に実現できる柔軟な作品を作りたいと考え、娯楽的なバリエーションを狙ってテレビシリーズという形式を選んだと語っている。

豆知識

『妄想代理人』は今敏が唯一手掛けたテレビアニメ作品であり、全13話でWOWOWにて2004年2月2日から5月17日まで深夜にスクランブル放送された。

撮影

第8話から第10話は本筋の物語とは直接関わらない、少年バットにまつわるサイドストーリー(番外編)として構成されている。

小ネタ

作中の多くの登場人物名は動物にちなんでおり、「鷺(さぎ)」は鷺、「川津(かわづ)」の「かわづ」は蛙の古語、「牛山(うしやま)」の「うし」は牛、「鯛良(たいら)」の「たい」は鯛、「蝶野(ちょうの)」の「ちょう」は蝶(二重人格を暗示するとも取れる)、「蛭川(ひるかわ)」の「ひる」は蛭を意味しており、特に予告編にあたる「予言的ビジョン」や第7話「聖戦士」ではキャラクターが動物のような姿で描かれている。

小ネタ

オープニングでキャラクターたちが皆笑っているのは、その不気味さを演出する意図に加え、「笑っている」という芝居はリピート使用が利くため原画の手間を大幅に削減できるという制作上の狙いがあった。

豆知識

2009年12月、日本のカルト映画監督である清水崇が本作の実写映画化を発表したが、計画は最終的に頓挫し映画は製作されなかった。

評価

レビュー集積サイトRotten Tomatoesでは13件の批評に基づき支持率100%という異例の高評価を獲得し、平均点は10点満点中7.7点だった。

評価

2006年10月21日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで、第19回東京国際映画祭の特集上映企画「animecs TIFF 2006」の一環として全13話が一挙上映され、この特集では今敏の『パプリカ』の日本初上映も行われた。

音楽

音楽は日本のエレクトロニカの先駆者である平沢進が担当し、オープニングテーマ「夢の島思念公園」とエンディングテーマ「白ヶ丘~マロミのテーマ」は平沢進自身が歌唱している。

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